日本から一番近い外国:大韓民国(韓国)の首都・ソウルの食を皆様へ!
明洞(ミョンドン)をメインとしたソウル中心部のレストランを紹介します。
本場の味は確かに辛くてニンニクもふんだんに使われており好きな人には堪らない味♪日本の辛さやニンニクの量に物足りない方は是非!!!
但し焼肉の値段は日本より多少安いレベルだし、都内には本場に負けないクラスの韓国料理屋もオープンしているので純粋に「肉」だけ食べるなら日本でも十分かも・・・。
(W=ウォン、W10=約0.78円※2011年5月現在)
★コソン・タッカンマリ
東大門の一角にあるタッカンマリ通りにあるタッカンマリの名店。家族(姉妹)経営らしく隣接する「ミョンドン・タッカンマリ」「シジョ・ミョンドン・タッカンマリ」も系列とのこと。地元民で賑わうとにかく名店です!
「タッカンマリ(一羽:W18,000)」は丸鶏を中心としてじゃがいも、長ネギ、ナツメ、ニンニク等々、いろんな具材が入っており、何とも言えない鶏肉の深みがあるスープを味わえる。これほど鶏肉の旨味を味わえる料理はシンガポールの海南風チキンライスに匹敵するかも。ちなみに鶏肉の煮込み加減はじゃがいもの煮込み加減で分かるそうな。
つけだれは唐辛子ベースのタレ、カラシ、酢、醤油、生ニラ、ニンニク、等々、多数の香辛料を各自が混ぜて鶏肉を待ち構える。〆にうどん風の麺の「スック(W2,000)」を入れるとスープがくまなく味わえて嬉しい。値段も安いし東大門に立ち寄る機会があれば朝昼晩に限らずお立ち寄りいただきたいです。
(最終来店日:2011年5月)
★古宮(コグン)
明洞の南東部・世宗(セジョン)ホテルの裏手に位置する全州式ピピンパをメインとしたレストラン。どのガイドブックにも載っている有名なレストランで、店員も日本語が堪能。逆に言うと観光客ばかりで賑わっている。
「全州式ユッケビビンパ(写真左:W10,000)」はキムチ・ナムル・キュウリなどの具の上に大量のユッケが乗っており生卵と共に豪快に掻き回して食べる。勿論お好みでコチジャンも加えて。ユッケに和えられた胡麻油の風味がご飯全体に回ると何とも言えず美味。石焼きではないが器は温かく冷めない工夫が施されている。「タコ炒め入りビビンパ(写真右:W7,000)」はヘルシーっぽい一品。
「プルコギ(写真:2人前W30,000)」は甘辛い味付けで肉の脂身も程良くスイスイ食べられる。エノキなどの野菜は少なめなので肉好きには堪らない一品。韓国料理固有の付け合わせの種類も豊富でチヂミも無料で味わえるのは嬉しい。
焼酎(ソジュ)は真露のハーフボトル(W3,000)が冷蔵庫で冷やされている。
(最終来店日:2003年4月)
★全州中央会館
明洞南西部・サボイホテルの近くにある石焼きビビンパで有名なレストラン。入り口が奥まっているので分かりにくいが蓑笠をまとったおじさんを探すと分かりやすい。また明洞中心部に2号店、南大門にも支店があるようです。
「石焼き生肉ビビンパブ(W14,000)」は具沢山の石焼きビビンパにユッケが別皿でサーブされる。ユッケを半分くらい入れて掻き回してから、残り半分をおかずに食べるのがベターかな。なおコチジャンを入れるのを忘れないように。
「炭火焼き味付けカルビ(2人前・W32,000)」は自分たちで焼くのではなく厨房で焼き上げて食べやすい大きさに切られてから鉄板に乗ってくる。甘辛い味付けで程良い脂身のカルビ肉は量も十分で食べ応えあり。ジューシーな食感は日本で食べる焼き肉に近いかな。
「参鶏湯(サムゲタン・写真上:W110,000)」は丸鶏の旨味が濃厚だがクセが無く、既に塩コショウなど味付けがなされているので初心者向けかも。「冷麺(写真下:W6,000)」はさっぱり味の優しい冷たいスープで、何故か麺の色が緑色だが味は普通。意図が見えない・・・。ここの前菜のお薦めはスルメイカの塩辛と味付け生貝でしょうか。
当然焼酎も楽しめます。
(最終来店日:2011年5月)
★オウガ
明洞南東部・セジョンホテルの裏通りにある居酒屋チックな韓定食・焼肉の店。最近はガイドブックにも登場しているが、現地民で賑わっておりリーズナブルな価格で味も良いのでお薦めです!入り口の前にあるご飯を炊いているでっかい釜みたいなのが目印。
「プルコギ定食(W14,000)」はたっぷりのプルコギ肉(左写真)、お米の他に銀杏・ナツメ等の穀類が入った竹筒炊きご飯(右写真)、包む用の葉っぱ系野菜、スープとキムチ等々付け合わせの皿が出てくる。値段の割にボリュームもありお得感あり。特筆すべきは「サムジャン」という韓国味噌(右写真)で日本の味噌と違い納豆のような豆の食感がもろに味わえ、ご飯・肉・野菜何でも相性が良く全てを美味しくしてしまう魔法の調味料みたいな存在。勿論酒のつまみにも最適。「サムギョプサル(W10,000)」は豚の三枚肉をカリカリに焼いて同じく焼いたニンニクやサムジャンを葉っぱで巻いて食べる。何より付け合わせの数が豊富(青菜のナムル、もやしのナムル、イカのキムチ、白菜キムチ、大根の水キムチ、豆腐のつまみ、海苔の佃煮風、etc...)にも関わらず値段も安めなので近くに寄ったら是非一度!
当然焼酎やマッコリも楽しめます。
(最終来店日:2011年5月)
★火炉妍(ファロヨン)
明洞北部にある高級焼肉レストラン。焼肉全般ですがホルモン焼きがおすすめ。
「ホルモン(W32,000)」は最初は切らずに腸の生々しい状態で焼いていき、粗方焼き上がったら小口に切って更に内壁の脂(コラーゲン?)に火を通してから食べる。いやはや、新鮮な内臓肉の旨味は万国共通ですね。焼きすぎないうちにお召し上がりを。
「骨付きカルビ(写真下:W36,000)」は味付けがしっかりなされておりダイヤモンドカット(?)されたカルビ肉を豪快に焼ききって食べる。優しい味付けが柔らかい肉を包み込んでいる感じで美味。「プルコギ(写真上:W18,000)」は焼肉、というより煮込み料理に近く、牛肉、エノキダケ、ネギといった具材が甘辛い汁に煮込まれている。「特上ハラミ(W38,000)」は値段ほどの価値はないかも、というかソウル全般に言えることですが焼肉は日本に比べると割高です。牛の品質に依存するのでしょうね。
(最終来店日:2011年5月)
★コムソッチプ
明洞北部・ロッテデパート近くの路地にある日本人御用達の高級(?)焼肉レストラン。同じく明洞にある「ノビチプ」の系列店のようですね。
焼肉がメインだが単品で注文する場合は2人前からになるのでご注意。少人数ならセットがお薦め。「Bセット(W90,000)」は上から特大生カルビ・特大味付けカルビ・特選ロースが含まれるセットで大人2名なら十分な量。ロースはステーキのような感じで脂身が程良く日本で食べるより美味いかも。生カルビは日本なら上カルビくらいの霜降り具合で塩を付けて食べる。味付けカルビは辛目の味付けが程良くそのまま食べられる。
「レバ刺し(W20,000?)」は結構鮮度が良いと思われ、臭みはなく塩胡麻油だけで充分美味(針生姜は不要という意味)。本家(?)のノビチプよりもこの店の方が美味かな。他で食べた店に比べるとレベルは高いかも。
当然焼酎(W3,000)も楽しめます。
(最終来店日:2005年4月)
★ノビチプ
明洞北部・ロッテデパート近くの路地にある超有名な高級(?)焼肉レストラン。近くにある「コムソッチプ」の兄貴店でしょうか。
この店は焼肉も1人前から注文できるようです。「辛い味付け特大カルビ(W30,000)」は肉の柔らかさは程良いけど味付けはパッとしない。辛さが不十分で中途半端な味付けになっているのかも。
「唐辛子ケジャン(W30,000)」は辛い味付けの中に現れる甘いカニの身とのコンビネーションが楽しめるが、日本を始めとした他の店と大差ないです。まあ悪くはないけど値段の割には・・・、といった評価でしょうか。
当然焼酎(W3,000)も楽しめます。
(最終来店日:2005年4月)
★明洞カルビ冷麺
明洞東部の飲食店街にある焼き肉中心のレストラン。日本語メニューもあるので安心。
「生肉プルコギ(W20,000)」はエノキといったキノコ類やネギも沢山入っておりすき焼きに近いイメージ。甘辛い味付けで牛丼の上に乗る具みたいでご飯が欲しくなる。
「ユッケ(W20,000)」は卵黄と短冊切りのリンゴをお店の人が豪快に混ぜてくれる。辛目の味付けは意外に強く酒のつまみになる味。リンゴの酸味に負けないようにしているのでしょうか。ここの前菜のお薦めは何といってもケジャン(生カニのコチジャン和え)!タダで食べられるのは嬉しいですね。
当然焼酎も楽しめます。
(最終来店日:2003年4月)
★ユガネ
釜山が発祥のタッカルビ専門店。カジュアルな雰囲気で客層は若いような。ここでは明洞にあるお店(何軒かあるはず))を紹介。
「ユガネタッカルビ(写真下・調理前、写真上・調理後、2人前:W16,000)」は唐辛子を中心とした甘辛い真っ赤なペーストで絡められた鶏肉と、野菜やトッポギ(餅)を中心とした具材をどでかい鉄板で豪快に炒める。作る作業はお店の方が担当してくれるのでご心配なく(でも一度放置されて焦がされましたが・・・)。食べたすぐは見た目ほど辛くない、と感じますが徐々に辛さが浸透してきて飲み物が欲しくなる。ちなみに焼酎(W3,000)、ビール(W4,000)など酒類もあり。食後のシメはチャーハン(W1,500)、ラーメン(W1,500)、うどん(W2,000)等々、選択肢あり。
(最終来店日:2011年5月)
★明洞家
明洞東部・「UTOO ZONE」の路地を入った飲食店街にあるタッカルビの店。
「タッカルビ(左写真・調理前、右写真・調理後、2人前:W12,000)」は唐辛子を中心とした真っ赤なペーストで絡められた鶏肉・キャベツ・エゴマの葉・トッポギ(餅)・タマネギ・人参等々をどでかい鉄板で豪快に炒める。出来上がりは如何にも辛そうな色だが、野菜の甘味が混ざるのか見た目ほど辛さはなく普通に美味しく食べられる。但し鶏肉の量はさほど多くないので肉好きには物足りないかも。最後のシメは焼き飯ですね。お店の人が快くご飯と刻み海苔を持ってきて作ってくれるので是非オーダーしましょう。
当然焼酎(W3,000)も楽しめます。
(最終来店日:2005年4月)
★味加本(ミカボン)
明洞中心部にある朝は行列のできるお粥の店。
「アワビ粥(W10,000)」はしっかり米粒が煮込まれてアワビのコリコリ感とのコントラストが絶妙。
「エビとブロッコリーの粥(W10,000)」はエビはプリッと、ブロッコリーは若干クタっとした感じだがベースにあるアミの風味と相まって不思議と食欲が進む。ちなみにお米はお粥にしては硬めかも。全般的に言えることは、味付けがしっかりしており具材もたっぷりで、病人に食べさせるようなお粥ではなく、立派な一品料理ということ。
副菜はもやし、大根、ゼンマイのナムル、イカのキムチ。イカのキムチは絶品!図ったようにお持ち帰り(W10,000)できます(笑)
(最終来店日:2011年5月)
★群山(クンサン)オジンオ
明洞中心部にある海鮮料理の店。
「カンジャンケジャン(W28,000)」は生の蟹を醤油漬けにした一品で、いわゆるヤンニョムケジャンと違いさほど辛くない。辛味噌より醤油漬けの方が蟹の甘みがダイレクトに感じられる。甲羅にはご飯を入れて蟹味噌と一緒に食べると美味でなんか懐かしい味。
「海鮮チヂミ(写真下:W18,000)」は海鮮、という割にはイカぐらいしか海の幸は入っていないような。味も日本の韓国料理屋とさほど変わらないレベル。
(最終来店日:2011年5月)
★イェッコウル
明洞中心部にある民族酒場。24時間営業なので朝飯もOK。
「チゲ鍋(写真右:W12,000)」はあまり辛くはなく、コクもあまりない。こう書くと美味くなさそうだが、万人受けする味かも。でも酒のつまみには辛い方がいいかなぁ。注文した食べ物よりも、付け合わせ(写真左:無料)で出てくるイカのキムチ和えとかの方が美味いような・・・。
「キノコ入り焼肉(右写真:W20,000)」は焼肉というよりもすき焼きに近く、何故かわさび醤油で食べる。そのまま食べた方が美味しいと思うのですが・・・。
飲み屋だけに酒の種類は多く竹筒に入った酒なんかもある。但し甘めなのでご注意。
(最終来店日:2005年4月)
★土俗村(トソッチョン)
地下鉄3号線の「景福宮(Gyeongbokgung)」駅から北に歩いて5,6分のところにある参鶏湯(サムゲタン)で有名なレストラン。表通りに面していないので通り過ぎないよう注意。
「烏骨鶏参鶏湯(W17,000)」は烏骨鶏(うこっけい)1羽の中に餅米・栗・朝鮮人参・ナツメ・銀杏等々の沢山の具が詰められてからグツグツ煮込まれて登場してくる。鶏肉の出汁がスープに浸透しているので鶏肉の身にはあまり味がないがその分スープの味は濃厚で美味。濃厚なスープなので最初は出汁の味だけで食べられるが後半味が薄いと感じたら塩胡椒で適宜味付けすること。鳥の骨は尖っているので口の中を怪我しないように注意が必要。また人参酒は最後の口直し用だそうなので先に飲まない方がベター。なお普通の参鶏湯はW11,000でこちらの方が美味いように思えました。
(最終来店日:2003年4月)
★百済参鶏湯(ペクチェサムゲタン)
明洞の中心部にある参鶏湯の専門店。
「参鶏湯(W10,000)」は写真の通りグツグツ煮えたぎった状態で出てくるので火傷しないように。鶏肉1羽の中に餅米・栗・朝鮮人参・ナツメ等々の沢山の具が詰められている。鶏肉自体にクセがないので食べやすい。薄味なので物足りない人は塩胡椒は必須ですね。理由は分からないが人参酒の他に赤飯が付いてくるが硬くて美味いとは思えない。なお烏骨鶏参鶏湯はW17,000でした。
(最終来店日:2003年4月)
★明洞参鶏湯(ミョンドンサムゲタン)
明洞繁華街の南西、隅っこの方にある庶民的な参鶏湯の店。
「栄養参鶏湯(W16,000)」は鶏の出汁が良く染み出たトロトロ濃厚なスープ。なお肝心の具については食べておりませんので・・・(以下同行者談:中身の鶏と具は普通で、特筆することはなかったと思いますが、スープはコクがあってとてもおいしかったです)。
「アワビ粥(W10,000)」はお米がグツグツ煮込まれており卵黄をよく掻き回して食べるといった素朴な味。薄味なので一緒に出てくる塩胡椒や大根キムチをアレンジした方がよいかも。但しアワビは殆ど見当たりませんでした・・・。
(最終来店日:2005年5月)
★明洞餃子(ミョンドンギョジャ)
明洞中心部に2店舗ある餃子やカルクッス(韓国風手打ちうどん)で有名なレストラン。値段が安いので観光客のみならず現地人も賑わっている。
「明洞カルクッス(写真左:W5,000)」は薄味だが出汁の効いたスープにワンタンと甘めの味付けの挽肉が乗っておりラーメンとうどんの中間といった感じ。あっさりしているので朝飯代わりやお酒を飲んだ後に食べるのがベター。手打ち麺は細いけどシコシコ感を感じられる。「ピビンネンミョン(写真右:W5,000)」は日本のピビン麺で辛さよりも酸味が目立つ。麺のツルシコ感はバッチリだが殆ど具が入っていないのでいまいちかも。何故かこの店のキムチはなかなかの美味でした。
「明洞餃子(W5,000)」は日本でいう小龍包といった感じで豚肉・ニラがふんだんに入っており胡麻油の香りが香ばしくパクパク食べられる。
(最終来店日:2003年4月)
★シンソン・ソルロンタン
ソウルで一番メジャーなソルロンタンの店。明洞の北西部にもあり24時間営業なのは嬉しい。
「ソルロンタン(W5,500)」は牛肉・牛骨で出汁を取った白濁スープに牛肉・ネギといった具が入っている単純な品で、非常にあっさりしているので朝食向きかも。一緒に付いてくるご飯はスープに入れて雑炊風にして食べるのがベター。味付けが極薄いので塩胡椒やキムチを投入した方が良さそうですね。本当に薄味&あっさりなので所謂韓国料理を想像していると物足りないと思うでしょうね。ちなみにキムチはテイクアウト可能(1kg:W10,000)だとか。
(最終来店日:2005年4月)
★南大門の食堂街にあるとある食堂
店名未確認。南大門市場から南大門路に抜ける食堂街の一番南大門路よりにある大衆食堂。24時間営業なので夜中でも腹が空いたらいつでも駆けつけるべし。
「サムギョプサル(W12,000)」は豚の三枚肉の焼き肉でカリカリになるまで焼いてもよし、お好みの焼き加減でもよし。最後に胡麻油&塩をつけて食すと美味。とにかく量が多い!写真の2〜3倍あり沢山の人数でも十分な量。
「揚げ餃子(写真左)」は日本の餃子に近い味だがニラがふんだんに入っている。「チヂミ(写真右)」はさっぱりした味で軽食代わりによいかも。お店の人がタダでくれた「トッポギ(餅の唐辛子味噌炒め)」は単に辛いのではなくコクのある美味さでかなり気に入りました。
深夜に来店したので当然ビール&焼酎が必須ですね♪
(最終来店日:2003年4月)