ルガノの食

ルガノで食べたレストラン情報を皆様へ!
国家としてはスイスですがイタリアに近いこともあり食文化は独特です。ピッツァも美味ですが、何故かリゾットが美味しい店が多いです。
(1スイスフラン(CHF)=約107円※2013年9月現在)
※値段は一部推測もありますので誤記はご容赦ください※


★アルテ(Arte)⇒公式サイト
ルガノ中心部から車で10分弱、「ホテル・ヴィラ・カスタルーニャ(Hotel Villa Castagnola)」内(正確には道路を挟んだ対面)にある湖畔に面したモダンなレストランで、2013年8月時点・ミシュラン一つ星レストラン。

ランチ時、窓際の席からはこんな湖畔の絶景が楽しめます。日差しが強くなってきたら、即座にブラインドを閉めてくれますのでご安心を。

運が良ければこんな大きな白鳥にも遇えます(事実、遇えました!)。白鳥は見られなくても、鴨くらいの大きさの水鳥なら普通に泳いでます。

「Goose liver medallions roasted with nectarines and lavender(33CHF)」
いわゆるフォアグラのローストでネクタリン(スモモ?)とラベンダーが添えてある。フォアグラの焼き具合は抜群で、外はカリッと、中はジューシー。濃厚なソースに包まれており、フォアグラとフォアグラの間に甘すぎず味付けしたネクタリンの薄切りが挟まっており、この酸味がフォアグラと絶妙なマッチング。周りには生のラベンダーの花びらが散らされており、このほのかな香りと苦みが何とも妙。

「“Carnaroli” risotto with zucchini,“Luma pork” bites and red pesto(25CHF)」
カルナローリ米という「お米のキャビア」とも言われる高級米を使ったリゾットで、今回食べ中で一番の感動でした!お米の周りの緑色はズッキーニベースのソース、上に乗った黄色と緑の花の形のフライはズッキーニの花のフライでパリパリした食感がリゾットの食感と対照的で美味。「Luma pork」というブランド豚肉の脂身多めのジューシーな部分をしっとりローストしてあり、一見淡泊なリゾットに重みを与えている。是非ともお試し頂きたい一品です。

「“Luma-Beef” fillet with chanterelles duo and raspberry balsamic vinegar(58CHF)」
またもや「Luma-Beef」とかいうブランド牛肉のフィレ肉を用いた一品でラズベリーの赤、サヤエンドウやインゲンの緑、黄にんじんやchanterelles(あんずたけ)の黄色、と鮮やかな色合いで、流石メインの一品!と思わせる。但しラズベリーの甘みとバルサミコ酢の相性は想像を超えることはなく、牛肉も赤身メインで日本人が普段好んで食べているタイプの牛肉と比べてしまうと賛否は分かれるように思え、個人的にはコスパが悪い印象。

「Cheese selection(22CHF)」
4種類のチーズの盛り合わせ。青カビ系のロックフォード、ハードタイプ、羊乳のシェーブル等々の他種類のチーズを、ドライフルーツやジャムを添えることで、デザートのように堪能できます。
(最終来店日:2013年8月)


★サン・ロレンツォ(San Lorenzo)⇒公式サイト
ルガノ駅から徒歩2分!、「ホテル・フェデラーレ(Hotel Fedrale)」内にあるカジュアルレストラン。ホテルのオーナー夫人が日本人女性なので日本語メニューあり。ルガノで日本語メニューがあるのは、ここだけでは?

レストランが入っているホテルの外観(公式サイトより)。ルガノ駅から坂を下りたすぐの場所にあるピンク色の外壁の可愛らしいホテル。ホテル・レストランともに家族経営で、まさにアットホームな雰囲気で肩肘張らず楽しめます。

「Big plate of typical Swiss italian starters(スイスイタリアン地方の前菜盛り合わせ:CHF25.00)」
※注文は2人前から・写真は2人前
エビとアボガドのカクテル、ローストビーフ、鴨のロースト、スモークサーモン等々、びっくりするくらいの豪華絢爛ボリュームの前菜盛り合わせ。ローストビーフはそのままでも美味しいけど写真右上に見えるマヨネーズベースのソースをかけると更に美味。スモークサーモンも美味しいけど、個人的には鴨のローストの火加減と身の締まり具合が絶妙でおすすめ。

「Beef tartare with Cognac garnished, toast and butter(ビーフのタルタルコニャック風味トースト&バター添え:CHF22.00)」
※写真はハーフポーション(90g)、180gはCHF37.00

牛サーロイン肉の生を使ったタルタルステーキ。細かく叩いた肉とみじん切り野菜、ピクルスに洋酒のコニャックを和えて生肉の臭みを消すどころか、肉のまろやかさを引き出している。添えられたバターと一緒にトーストに塗って食べると、カナッペのようなつまみに変身するのも面白いが、巷のコンビーフやリエットとは違い、サーロイン肉の高級感があふれる逸品になります!

「Home made lasagne(ホームメイド ラザニア:CHF18.50)」
文字通り自家製のラザニア。ラザニア生地の間にミートソース(ラグーソース?)等々織り込まれており、包まれたチーズがカリカリに焼き上げられている。

「Risotto with pesto and dried tomatoes with strips of sea bass fillet(バジルとドライトマトのリゾットすずきのソテー添え:CHF22.50)」
個人的にはこの店一番の逸品。一見、なんてことのないリゾットだが、バジル風味の奥に隠れたニンニクの風味がリゾットの味を引き立てており、添えられたスズキのソテーとの相性は見事。ドライトマトは主張しすぎず、トマト嫌いにも気にならないアクセント。お米の炊き具合も絶妙で、ほのかな芯が残りつつある米粒がかみ応えあり。カリッとソテーしたスズキの身もふんだんに入っていてコスパも高い。
(最終来店日:2013年8月)


★リストランテ コンメルチャンティ(Ristorante Commercianti)
ルガノ中心部のスーパーマーケット(日本にたとえるならデパート?)「マノール(Manor)」前の広場に面しているカジュアルレストラン。H&Mの隣。

「Pizza gorgonzola(CHF16.00)」
ゴルゴンゾーラのピッツァ。スイスではありますが流石イタリア語圏だけあって本格的なピッツァ!生地は薄めで周りはパリパリ、ベースのトマトソースはやや酸味が強め。ゴルゴンゾーラチーズは風味が飛ばない程度の火加減(釜加減?)でブルーチーズの香りを生かしながら、チーズの旨味も感じ取れる。日本の具だくさん宅配ピザになれていると、具材が乏しくてちょっと物足りないかもしれませんが。

「Tagliatelle salmone(CHF19.00)」
スモークサーモンを使ったクリームソースベースのタリアテッレ。チーズをふんだんに使っており見た目よりもこってりした印象。タリアテッレの麺は一般的なタリアテッレと比べて厚めの印象でかなりしっかりしている。乾麺じゃなくて自家製?クリームソースはチーズのとろみも手伝って麺に絡みやすいが、ちょっと少ないかも。スモークサーモンは上にトッピングされているだけではなく、ソースの中にも入っており、そこからしみ出す塩分が程良い感じ。
(最終来店日:2013年8月)


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